磯辺行久さんは、美術界(1950年後半〜1960年代)と地域環境計画学(1970〜2000年代)の2つの世界に生きた稀有な人物です。磯辺さんは、29歳まで国内でワッペン絵画を中心に活躍した美術家で、30〜35歳まではニューヨークでのエアードームなどのコンストラクション作家、35歳以降は、ペンシルバニア大学大学院で地域生態計画学(エコロジカル・プランニング)を専攻して、帰国後は、環境アセスメントづくりの日本におけるパイオニアになった 人です。また、神戸大震災震源地の活断層についての危険性を1970年代に言及しています。(引用)
現在、東京都現代美術館で展覧会が開催されている「磯辺行久」さんはこんな方です。私たちが昨年参加した新潟大地の芸術祭には2000年から参加されています。今回の展覧会はこうした現代美術の枠組みを超えた幅広い活躍を網羅した大展覧会です。予備知識をもって展覧会に行くと、また違った見方ができるかもしれませんね。
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